ピカイチの水

水には、実にさまざまな種類、成分、タイプ、名称が存在します。
商品の成分に表示されているものだけでも、カルシウムなど4種類以上の成分、PH（ペーハー）の値、硬水や軟水の区分、アルカリイオン等の種別など、何だか難しいですよね。
それに、数千種類もあると言われるすべての商品をそういった成分で比較するなんて、現実的にはとても無理です。
そこでこのサイトでは、まずは水に求める目的や効果に合わせて、必要とされる成分や機能を備えている商品の中から、特にユーザーの評価の高いものを選ぶことを第一に考えています。
なぜならあたし自身水に興味を持ったのは、「家族の病気を治す助けにならないか？」「お米を美味しく炊ける水はどれだろう？」といった目的があったからです。
もし目的や効果で見つからなかったら、ジャンル別のカテゴリで探してください。

種類
水と言えば、水道水に対してミネラルウォーターという言い方が一般的ですよね。
でも実は、製造過程によって、ミネラルウォーター類は４つに分類されます。
特定の水源から採水された地下水を原水とし、基本的に殺菌処理のみで加熱されているものを”ナチュラルウォーター”と言います。
次にナチュラルウォーターのうち、ミネラル成分を含む地下水を原水として、加熱されず酸素を多く含んでいるものを”ナチュラルミネラルウォーター”と言います。
また、ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させるために成分調整したり、混合したりしている水を”ミネラルウォーター”と言います。
さらにこれ以外の水を”ボトルドウォーター”と言い、海洋深層水はこの分類となります。

硬度
水の硬度は、カルシウムとマグネシウムが含まれている量によって分類され、硬度が100以上のものが“硬水”、100以下のものを”軟水”に分けられます。
硬水は、ヨーロッパなど海外のものに多く、ミネラルが豊富なのですが、日本人には独特の風味があるため、慣れないとやや飲みにくく感じる傾向があります。
また国内のものは、ほとんど軟水なので、とても飲みやすいという特徴があります。

ph値（ペーハー）
ミネラルウォーターのph値の基準は、”中性”がpH7.0、それ以上の数値だと”アルカリ性”、それ以下だと”酸性”となります。
人間の体は弱アルカリ性の状態が理想的なので、”弱アルカリ性”の水は無理なく体に取り入れられます。
また、人間の肌は弱酸性の状態が理想的なので、”弱酸性”の水で洗顔したり、肌にスプレーしたりすることで、美肌効果が得られます。
ミネラルウォーターはpH5〜8くらいが多く、最も高いアルカリイオン水でもpH9〜11くらいまでとなります。

主な成分
ミネラルウォーターによって、含まれるミネラルの種類も量も違いますが、一般的に表示されるのは、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムの4つとなります。
”カルシウム”は、人間に必要な代表的なミネラルで、ほぼ99％が骨や歯に含まれています。
私たちの身体の中ではカルシウムはいろいろな働きをしており、筋肉が収縮したり、心臓が動いたり、神経の働きや、ホルモンの分泌などに関わっています。
もしカルシウムの摂取量が少なく、カルシウム不足の状態になると、骨を溶かして必要なカルシウムを確保しようとします。
”マグネシウム”は、骨を形成する際に必要不可欠なミネラルで、カルシウムの働きを調節します。さらに、体内の酵素の働きを促し、筋肉や神経の動きを調整する役目も持っています。
”ナトリウム”は、イオンとしてその大部分が細胞の外側の液に存在しており、その細胞外液の浸透圧を一定に保つように働いています。
また、人間の体液を弱アルカリ性に保つようにph値を調節したり、血液や体液中で体内の水分量を調節する働きがあります。
”カリウム”は、ナトリウムとともに体液を構成する主要成分であり、細胞内に溶け込んで、酸・塩基のバランスをとり、浸透圧を調整します。
また、カリウムの摂取が不足すると、疲労感、脱力感、筋力低下などがみられます。

その他の成分
ミネラルは、微量ですが、人間にとって生命の維持に欠かせないものです。
他にも鉄、リン、硫黄、銅、亜鉛、マンガンなどがありますが、最近特に”ゲルマニウム”や”バナジウム”が、健康を維持する上で注目されています。
これらについて興味があれば、ジャンル別のカテゴリを参照してください。